精子産生とホルモン

精子産生とホルモン

不妊症の原因は男女ともにありますが、男性側に問題がある不妊も
かなりあります。不妊症全体の約50%が男性側にあると考えられて
います。


妊娠には精子とホルモンの働きが重要になってきます。

精子の産生とホルモンに働きについてみてみましょう。

 

精子の産生

 

精子は男性の精巣で作られます。
精巣には1本が50センチ位の精細管が1000本以上たたみこまれています。
精子はこの精細管の中の精祖細胞が分裂して生まれてきます。
分裂がばじまってから74日かかりますが、精祖細胞からどんどん精子が
生み出されてきます。
精細管には精子の産生に重要にセルトリ細胞とライディッヒ細胞もあります。



ホルモンの働き

 

精子の産生はホルモンの分泌によって巧みに制御されています。
脳の視床下部から分泌されたGnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が
下垂体からFSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)の分泌を促します。
FSHはセルトリ細胞に働きかけ、LHはライディッヒ細胞に働きかけて精子
産生を助けます。
ライディッヒ細胞ではLHの作用を受けて、男性ホルモンを分泌します。

 

精子の輸送

 

精巣で作られた精子は精巣上体に蓄えられて、数日から数週間、
射精を待ちます。
射精時は40センチの精管を運搬されて、途中で精嚢、前立腺、カウパー腺
から分泌物と混ざりあって、尿道へ出ます。

 

精液検査

 

精液検査は不妊症の検査として最も重要です。
項目は

精液量、精子濃度、精子運動率、正常形態精子、総精子数、白血球

などです。

精液量がすごく少ない場合は、精液が尿道の方に流れずに膀胱内に逆流して
しまう逆行性射精や射精管閉塞、精液の産生障害があります。

 

精子濃度が低い場合は、乏精子症

精子がまったく見つからない場合は、無精子症
精子運動率が40%以下の場合は、精子無力症と診断されます。

 


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